7月12日(土)、目黒区美術館(目黒区目黒)で、よんひのPTA&CS連携イベント「親子で美術散歩!」が行われました。
例年、当PTAでは、よんひのコミュニティ・スクール(CS)と連携した活動を実施しており、昨年度は「消しゴムはんこ作り」と「石けん作り」を開催しました。今回は学校を飛び出し、みんなで美術鑑賞です。
この日の展覧会は「○△□えほんのせかい+目黒区美術館トイコレクション」と同時開催の「クルト・ネフ生誕99年」。子どもから大人まで楽しめる企画展です。
引率してくださった図工専科の遠藤先生、CS学校地域コーディネーターの清水さん、CSアシスタントコーディネーターの佐久間さん・武藤さんのもと、四日野の児童や保護者が多数参加しました。
開館時刻の午前10時から入館し、同美術館の学芸員の方が作品を紹介しながら館内を案内してくれました。「美術館に来たことある人~?」の質問に児童たちの手はほとんど挙がりません。初めて来たという子が大半のようです。最初に「展示しているものは触らない」とみんなで約束しました。
まずは1階のネフ社の展示コーナーの紹介。同美術館はトイの収集・展示に力を入れているそう。スイスの知育玩具メーカー、ネフ社の創業者であるクルト・ネフ氏の作品も多数所有しており「後で(触ってもいいおもちゃに)実際に触ってもらおうと思っています」という言葉に「わー」という歓声。みんなの心が弾みます。
ネフ社のおもちゃは知育玩具と称されるだけあって、「ネフスピール」という名の積み木も単純な正方形ではなく、リボンや蝶のような形をした立方体で、2つの積み木だけで10通りの積み方があるのだそう。遊ぶのが楽しみになります。

2階へ上がり、広い展示スペースをコーナーごとに解説してもらいながらまわりました。ネフ社以外のおもちゃもありますが、木や紙でできているものが大半で温かみのあふれた陳列となっています。こんなにたくさんのおもちゃを目にする機会はないので、子どもたちも友達や保護者と「これ、かわいい」「懐かしい」とワイワイ盛り上がっています。

2階の一番広い展示スペースでは、絵本「まるさんかくぞう」「いっこさんこ」(及川賢治・竹内繭子/作)をフィーチャーして紹介しています。さまざまなおもちゃと共に、縦×横200cmくらいの大きさで絵本の1ページを再現したものが何か所も展示されていて圧巻です。
(このコーナーの奥に、入場者が自由におもちゃで遊べる「トイプレイコーナー」が設置されています)
一通り鑑賞した後、最後の30分は「親子で美術散歩!」向けのワークショップが開かれました。触っていいおもちゃをいくつも出してもらい、自由に遊ばせてもらいました。こちらのトイコレクションは「手で考える」おもちゃであることを選定時に意識しているそうで、見るだけでなく遊ぶことも重要視しているそうです。
積み木に挑戦して「ガッシャーン」と派手に崩して「キャー」と盛り上がる声、真剣なまなざしで集中しておもちゃで遊ぶ姿や、保護者と一緒に遊ぶ子などあちこちで楽しんでいる様子が見られました。
おもちゃコーナーの他に工作コーナーもあり、カットシールをはさみで丸や三角、四角、ハート、星、いろんな形に切ってハガキサイズの台紙に貼る製作ができ、多くの子どもたちが取り組みました。
最後に、学芸員の方から「また美術館に遊びに来てください」と呼びかけられ、みんなで大きな声で「ありがとうございました」とお礼を伝え帰路につきました。
鑑賞中もワークショップ中も、参加者のたくさんの笑顔があふれており、終了後は「とっても楽しかった」という声が聞かれました。
このイベントを通じて、美術館の楽しさを知ることができました!
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