品川区立第四日野小学校PTAのブログです

2015年1月31日土曜日

西五反田保育園とのふれあい交流(二年生)

2015年1月30日金曜日、3・4時間目。

朝から舞っていた雪が雨に変わったあいにくの天気の中、西五反田保育園の園児たちが四日野に遊びに来てくれました。

二十分休み終了間際に教室を覗いて見ると、すでに机と椅子は廊下に運び出されていて、教室の中では慌ただしく準備をしていました。


チャイムが鳴り、整列係の号令で、素早く並びます。
園児たちと図書室で対面後、教室で一緒に昔遊びをするのです。
手には、担当する園児のために作った、名札がありました。

 
班ごとに並んで、対面式に臨みます。
 


各班の代表が担当する園児の名前を呼んでいきます。
「はい」と大きな声で返事をする子が多かったです。


ちょっとそわそわしている様子から、二年生のワクワクと興奮が伝わってきました。

しっかりと手を握って、階下の教室へと戻ると、班ごとに分かれて、まずは自己紹介。
その後、様々な「昔遊び」が始まりました。




けんだま。


かるた。



コマ回し。
紐を使って回すのは難しいので、手で回す方式で教えていました。
回り出したコマを、下敷きで救い上げたり、救い上げたコマをまた床に戻したり。
コマ一つで、幾つもの遊びが展開していきます。




お手玉。
二つまではうまく扱えても、三つになると、やはり難しいようです。
ちなみに、一番取り合いで喧嘩になっていたのも、お手玉でした。


ダルマ落とし。
崩れずに上手に二回成功した園児の、嬉しそうな笑顔が印象的でした。


園児につきっきりで熱心に教えている子がいる一方で、二年生だけで遊び始めてしまうグループや、派手に喧嘩を初めてしまい、園児をドン引きさせてしまうグループもあり、相変わらず個性が光る二年生の姿に、思わず笑ってしまう場面も多々、ありました。

ちなみに、撮影の合間に、「これ出来る?」とけん玉、コマ回し、お手玉、と次々に持ち込まれましたが、その全てをクリア出来たのは、奇跡かもしれません(ほっ)。

みんなが遊びに夢中な中、誰も使わなくなった遊び道具を、黙々と片付ける男子の姿もありました。
目立たないけれど、立派な雄姿をカメラに収めさせて頂きました。


先生から「お片づけ」コールがかかると、みんなで協力して片づけ始めます。
楽しい時間は、いつもあっという間です。


園児たちの、「楽しかった!」の声に、嬉しそうな顔をしていた二年生。
笑顔で手を振って、お見送りです。


後になって校長先生から伺ったところによると、けん玉が出来るようになったり、お手玉が上手になった子がいて、付き添いで来て下さっていた保育士の先生方から、感謝の言葉を頂いたそうです。

今週は、毎日何らかの行事があって、二年生は大忙しの一週間でした。
無事、全員で乗り切れて良かったね。
お疲れさまでした!

2015年1月18日日曜日

中央環状線五反田出入口現場見学会

1月18日(日)中央環状品川線 五反田出入口 現場見学会が行われました。
長い間工事をしていた高速道路が
いよいよ3月に開通します。
開通前に現場を歩かせて頂ける貴重な機会に恵まれ
四日野のみんなで参加して来ました。
 
9時30分に集合!
首都高のご担当者さんのお迎えを待って…
 
いよいよ現場に入ります!
 
 
たくさんの参加者にもかかわらず
大人用、子供用のたくさんのヘルメットを用意して下さいました。
 めったにないヘルメットスタイルを・・・パチリ!
 
入口料金所です。
歩いてここを通れるなんて、もう2度とないかもね…。

 
途中説明のパネルが所々用意されていて、
工事の工程や方法などさまざまなお話しを
うかがいながらすすむことができます。
お願いすると快く、カメラのシャッターもおしてくださり、
記念品やおみやげまでいただいて、
いたれりつくせりの見学会でした。
 
校長先生が学校の旗を用意して下さったので、
ここでも記念にパチリ!

 
開通したら今度は是非車で!
楽しみですね。
 
みんなで貴重な機会を楽しめて幸せな時間でした。
次はどんな企画でご一緒できるでしょう!
楽しみにしています♪

スポレク 大縄跳びで遊ぼう!

1月17日(土) スポレク 大縄跳びで遊ぼう!が行われました。
 
まずは妖怪ウォッチ準備体操!
 


 
個人で記録に挑戦!したり
グループに分かれて、競争したり、
大縄の八の字で記録に挑戦!
 
さまざまな種目を楽しみました。
縄跳び、大縄跳びも奥が深いです。
 
 
縄跳び、大縄跳びは、ロープジャンプとして
日頃から活動しています。
興味を持たれた子は、ぜひぜひ参加してね。
保護者の方のお手伝いも大歓迎です♪


2015年1月6日火曜日

「ありがとうパーティー2」 二年生 12月24日

「その話」が二年生の教室にもたらされたのは、前回(金曜日)の「ありがとうパーティー」から、僅か三日後の月曜日、12月22日のことでした。

・・・・・・もうひとり、転校してしまう友達がいる。

かく言う私も、広報委員の集まりの帰りに職員室に顔を出した際に、担任の先生から突然聞かされ、思わず廊下に響き渡る声で「ええっ!?」と叫んでしまったほど、唐突な話でした。

翌日23日は天皇誕生日で祝日、25日は終業式なので、空いているのは24日だけ。
とにもかくにも、「ありがとうパーティー」を開かなくては! ということで、先生も子どもたちも24日の3・4時間目に向かって、ひた走り始めました。

所用で朝、教室を覗いてみたところ、大きな模造紙に色を塗ったり、あちらこちらで打ち合わせをしたりと、一分一秒を争う勢いで、パーティーの準備が行われていました。
おそらく、みんな、いつもより若干登校時間が早かったのではないかと思われます。

再び取材のために20分休みに教室を訪れたところ、飾りつけの真っ最中でした。


・・・・・・ただ、どうも空気がおかしい、と内心で首をひねります。
なんだろう、この覚えのある感じ。
しかも、先生の顔に表情がない。
何かあったな、と思いました。

その謎は、二十分休みを終えて、全員が席に着いた時に解けました。
どうやら、二時間目の授業で、数人の子が講師の先生に対して非礼を働いている様子を、先生が見てしまったようです。
強い口調で名指しで叱られた子はもちろん、全員がしんと静まり返ってしまった中、司会の二人が勇気を出して開会を宣言しました。


休み時間も廊下でこっそり練習を重ねていた成果か、「はじめのことば」の二人の息はぴったり合い、爽やかな風を吹かせ、重苦しい空気を一掃しました。


今回は、出し物を準備するような時間的余裕はなかったこともあり、今二年生の間で流行っている屋内遊び(百人一首)と、転校してしまう子の大好きな外遊び(ドッジボールと鬼ごっこ)が選択されていました。

まずは、百人一首です。



係がルールを説明しますが、どうやら全員理解しているらしく、さっさと始めようとして、「ちゃんと説明を聞くように」と雷が落ちます。

気を取り直して2~3人ごとの班に分かれ、坊主めくりが始まりました。



その後、ゲームが変わります。
ひとり6枚前後(グループの人数により変わる)の札を持ち、それを手前に並べて、先生が和歌を読むのを姿勢を良くして待ちます。
一番早くに読まれた札を見つけて「はい!」と取り上げた人が、その札を取れます。



その数を競う、百人一首をつかった、かるた取りのようなもの、という説明で伝わるでしょうか。

集中力と頭を使った後は、校庭へ。



ドッチボール大会です。

が、ここでも事件発生。


ドッジボールのボールを探していた係の子の一人が、急いだあまり、二階の教室から校庭に向かってボールを投げてしまったのです。
厳しい先生の叱責の声が、校庭に広がります。

さらに、「二十分休みの間にラインを引いておく」という事前に決めておいた約束を、ドッジボール係の面々は、すっかり忘れてしまっていたようで・・・・・・。

先生が、黙々とラインを引いていました。


気を取り直して、ゲーム開始です。
4グループに分かれ、総当たり戦で闘います。
すでに、時間はかなり押し気味です。



 野球少年たちは、やはり投げ方が綺麗で、遠投力もありました。


逃げる際に、何故か常に背を向けてしまって狙われる子、果敢にボールを取りに行って当てられてしまうも、当て返して内野に戻ってくる子、と教室とは違った一面を見せていました。

「時間だよ!」の声に、鬼ごっこ係の登場です。
ルール説明も半ばで、鬼が決まった途端、駆け出す二年生たち。
ドッチボール後に先生にも指摘されて、時間が押していることに気付いているので、「早く早く!」「時間ないよ!」と声を掛け合っていました。



日なたでは、ちょっと暑いくらいの、良い天気でした。


持ち時間の関係で、二回戦がだいたい5秒くらいで終わってしまうと、ブーイングの声がちらほらでます。

集合した二年生に、ボールの扱いと、線引きの片づけに関して指示が出ると、静かに、でも早足で二年生は下駄箱に向かいました。


「今日は何のための会ですか」

この日、先生から、何度も出た問いです。

準備不足も分かります。
決められた時間を守らなければいけないことを理解していることもわかります。
楽しい時間を「もっと!」と望んでしまう気持ちもわかります。
一生懸命さも、痛いくらいに伝わってきます。
何とも表現のし難い空気を纏いながらも、きちんと静かに並ぶことが出来ました。


今日、初めての先生からのお褒めの言葉を貰って、静かに教室に戻ります。

時間は既にチャイムが鳴る数分前です。
最後の歌、「はじめの一歩」を合唱しました。
ただ、歌詞がおぼろげだったようで、何度か詰まってはいました・・・・・・。


「おわりのことば」の後に、グループごとにプレゼントを渡します。
休日を挟んで、中一日という短い時間で、でも、心を込めて作ったプレゼントです。




最後に、転校してしまう友達から一言、の時間になりました。
躊躇いなくみんなの前に出て来てきましたが・・・・・・言葉が出てきません。
何度か口を開きかけますが、そのたびにきゅっと唇を引き締めます。

待つことには定評のある二年生、時々小さなこそこそ話は起きても、みんな、静かに待ちました。

五分経過。

十分経過。

十分を過ぎたあたりで、先生が助け舟を出します。

夏のプールで、水が苦手な彼が検定を受けた時、クラスメイトたちから大きな声援を貰ったこと。
声援を受けながら、水に潜れるようになり、泳げるようにもなったこと。
声援がなかったら、もしかしたら水を嫌いなまま転校して行くことになったかもしれないよね、と先生は語りかけます。

「そんな仲間たちに、伝えることはありませんか?」

先生は、たった一言でも構わないから、何らかの言葉を口にして欲しかったのだと思います。

何を言うべきか、彼も分かっていたでしょう。

十五分経過。

沈黙は続きました。

廊下からは、給食のおいしそうな匂いが漂ってきます。

十七分経過したところで、先生が再び口を開きました。

「まだ明日、一日あります」

その言葉に、小さく頷くと、彼はほっとした表情で席へと戻りました。



12時39分、「ありがとうパーティー」終了。

この後、超特急で机を教室に運び入れ、給食の準備に取り掛かりました。


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心残りが一つあるとすれば、翌日の終業式に、彼が体調不良で学校を欠席してしまったことでしょうか。

それでも、あの十七分の沈黙を分かち合えた二年生には、言葉にはならなかった彼の心の声が、ちゃんと聞こえていたと思います。

先生は「(四日野の)みんなの声援は、もう聞こえなくなってしまうんだよ」という旨のことをおっしゃっていました。
確かに、本当の声援は届かないかもしれません。

それでも、夏の日の声援は、彼が水の中に入る時に、何かに立ち向かわなければいけなくなった時に思い出して、そのたびに彼の力になってくれるだろうことを祈ってやみません。