品川区立第四日野小学校PTAのブログです

2025年12月13日土曜日

2025年11月27日(木) 給食試食会・学校保健委員会

 2025年11月27日(木)に給食試食会・学校保健委員会が行われました。

本会は二部制となっており、

先の給食試食会では栄養士の先生より、日頃提供いただいている学校給食についてのご説明と当日の実際の給食の説明、そして皆さんで実食。

後の学校保健委員会では、学校眼科医の先生による『視機能の発達とICT電子機器が視機能発達に与える諸問題』というテーマで講話をいただくという流れでした。


まずは給食試食会です。

普段子どもが食べている給食について、栄養士の先生から直接お話しをお聞きしたり実際に食べたりできるチャンスはなかなかない貴重な機会です!


20名以上の保護者がぞくぞくとお見えになり、皆さん着席したところで栄養士の先生が給食の概要や気を付けていること、取り組みなどを話してくださいました。


子どもたちの成長に必要な栄養バランスや食事量はもちろんのこと、アレルギー対応や衛生面的な温度管理、SDGsの一環として有機野菜の使用など、見えないところでの配慮もたくさんあることが分かりました。


細かなところでは、低学年、中学年、高学年で必要な量も異なるので、魚や肉、ご飯やパンなど1つあたりの量をg単位で調整して提供されているとのことでした。


また、温度についても、低学年は触ってもやけどしない温度、逆に高学年は温かい料理はしっかりアツアツのうちに食べられるように、ということで食缶につぐタイミングまで考えられているそうです。

他にも、いかに食べ残しをなくすかという点でも試行錯誤されていて、残菜が多いメニューについては味付けを許容範囲内で濃くしてみたり、カットする大きさを食べやすく小さくしたり、食材の量のバランスを変えてみたりなど、想像以上に細やかに対応いただいていることが分かりました。


給食をより楽しんで食べてもらうためのセレクト給食や、リクエスト給食、季節の行事食も子どもたちは嬉しいですよね!


ひと通りご説明をいただいたあとは、お待ちかねの実食です!

この日のメニューは『コーンピラフ、小松菜サラダ、大豆のポタージュ、牛乳』でした。


食缶や配膳の様子に懐かしさを覚えつつ、皆さん楽しそうです。


お休みの方の分まで、たっぷりよそっていただきました!

コーンピラフは、具材に、コーンの他、ピーマンや人参、鶏肉が入っており優しい味付けで、普段の1.5倍くらいいただきましたが、スプーンが止まることなくぺろりと食べてしまいました。

大豆のポタージュは、大豆の他、さつまいもや玉ねぎの甘みを感じる食べ応えのある一品で、スープでも良質なたんぱく質を補える方法を知り真似したいと思いました。

小松菜サラダも想像以上においしく、自宅だと切った野菜に味がのっているだけになってしまうのですが、今回提供いただいたものは、野菜のシャキシャキとした食感は残しつつもしんなりと柔らかく、味がちゃんとなじんでおり、塩分の強い味ではないはずですがとてもおいしくいただきました。


給食で使用されるものについては

・基本的にすべて手作り(調理パン、コロッケ、しゅうまい、デザートに至っても!)

・だしやスープは食材からとる(化学調味料は不使用)

・バナナや缶詰の果物以外はすべて国産食材を使う

・肉や魚の加工食品を使用する場合は、不必要な食品添加物がないものを使う

などの手間ひまや心配りについてもお聞きして、より学校給食への感謝の思いが深まりました。


休憩をはさみ、次は学校保健委員会です。

養護の先生の司会で始まり、副校長先生よりご挨拶をいただきました。

現代の子どもは、ICT(情報通信技術)が生まれたときから身近にある時代であり、自分たちが子どものころとはまた状況が変化してきているため、改めて家族でも考えてほしいと仰っていました。


確かに、私自身子どもの視力が落ちないように注意しつつも、

・TVやタブレットから目を離して →どのくらいが適切?

・長時間連続で見ちゃダメだよ! →長時間とは?

・暗いところでTVや本を見ないよ! →なぜ?明るければ良いの?


などあまり深く理解しないまま自分が子どものころに言われていたことをそのまま伝えていたかもしれません。


調べれば何でも情報の得られるご時世ですが、その内容は玉石混交です。

今回は学校眼科医の先生より、『ICT電子機器が子どもの視機能に与える諸問題』という大変興味深いテーマでエビデンスに基づいたお話をいただきました。

結論、ICT電子機器による近視進行への影響を小さくするには、

・30cm以上離す

・30分に1回、20秒以上遠くを見る

・日中に十分な屋外活動をする

ことが大切だと教えていただきました。


その他、睡眠への影響があるため、寝る2時間前からはICT電子機器を控えることや、子どもによっては3D映像視聴で斜視を発症しやすい場合があることなど加えて注意したいこともお聞きできました。


視力が落ちはじめると、進行を抑えるほどの治療法は確立されていないとのことでしたので、子どもにも伝えつつ、私自身も子どもの行動に気が付けるよう、日ごろから様子を気にかけたいと思いました。


講話のあとはグループに分かれて情報交換を行いました。

内科校医の先生、眼科校医の先生、歯科校医の先生、学校薬剤師の先生がそれぞれのグループに入られ、保護者が気になっていることについてお答えいただき、大変有意義な時間となりました。


改めて、本会を企画してくださった文化委員の皆さんをはじめ、養護の先生、栄養士の先生、副校長先生、そして校医の先生方、貴重な機会を提供いただきありがとうございました!




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