品川区立第四日野小学校PTAのブログです

2014年10月18日土曜日

さつまいもパーティー(二年生生活科「野菜を育てよう 秋」)

五月から、長い時間をかけて大切に育ててきたさつまいもを使ったスイートポテト作りは、四日野の二年生の恒例行事です。

今年の異常気象で、「近年まれに見る不作」と松山さんが嘆くほど、西四広場のさつまいもの収穫量は僅かでしたが、子どもたちはそれにもめげず、「その日」のために、おうちで作り方(レシピ)や使う調理器具を調べるなど、着々と準備を重ねてきました。

その準備の集大成が、10月16日(木)、開校記念日の夕方四時から、一年一組前の花壇で始まりました。
前日お手伝いに手を上げた保護者の方々が、家庭科室で調理器具を出している間に、母親に同行してきた子どもたちと、すまいるスクールに参加して在校していた二年生数名で、掘り起し作業に取り掛かります。































収穫量は淋しかったですが、子どもたちは土まみれになって、とても満足そうな顔をしていました。 すでに収穫を終えていた西四広場のさつまいもも、同じような状況だったため、今年は不足分を購入したさつまいもで補うことになりました。


掘り出し作業を見ていた一年生の男の子が、「明日の給食に出るの?」と訊いてきたので、「残念ながら、二年生だけなんだ」と答えると、ひどく落ち込んでしまったので、「来年になったら、今度は自分たちでさつまいもを育てて、それを使って自分たちで作って食べるんだよ」と伝えてみたら、「そうなんだ」と少し浮上した表情で笑ってくれました。

来年は、大きなさつまいもがたくさん収穫出来ますように。



そんな前日準備を経て、翌17日(金)1.2時間目。 教室で準備を整えてから、静かに家庭科室に移動します。 テーブルに準備されたガスコンロや鍋、その他調理器具を見て、子どもたちの眼が輝き、テンションが上がるのが分かります。
興奮気味の子どもたちを、先生が上手に落ち着かせ、今日の手順の確認や、お手伝いに入る保護者の紹介を終えてから、作業に入りました。














前日の打ち合わせでは、ピーラー作業は大人が……と先生がおっしゃっていたのですが、「いや、やらせてみましょう」「さつまいもを、まな板に固定出来る形に切ってあげれば出来ると思います」という保護者の意見が通って、皮むき作業は子どもたちが担当することに。
不慣れな手つきに、見守る方はハラハラです。
とても写真は撮れませんでした。














皮むきを終えたさつまいもを、火が通りやすい大きさに切るのは大人の役目ですが、それをお湯に入れるのと、茹で上がったさつまいもをお湯から上げるのは子どもたちです。















茹で上がったさつまいもをマッシャーでつぶし、バターと砂糖を投入。 滑らかになるまでしゃもじを動かします。














ちょうどmLの勉強を終えていたので、生クリームは、必要量を確認しながら、大人と一緒にはかりました。














滑らかになったところで、アルミカップに入れていきます。
個性が光る瞬間です。

これまでは、備え付けのオーブンで焼いていたそうですが、今年はホットプレートに挑戦しました。















皆で協力してお片づけをしているうちに、家庭科室に良い香りが漂い始めます。
洗い物が終わる頃には焼き上がり、パットに並べられた美味しそうなスイートポテトを前に、今日の振り返りを書きます。
おあずけをくらった状態ではありましたが、二年生はちらちらとスイートポテトに視線を投げつつも、鉛筆を動かしました。














無事に自分たちで作ったスイートポテトを試食し終えた頃、西四広場でも育ててきたさつまいもを見守ってきて下さった松山さんが登場します。
全員で大きな声でお礼を言いました。















すると、松山さんからケーキのプレゼントが!














さつまいもペーストの中には栗が丸々一個入っていて、そこにチョコレートをかけた上に、生クリームとイチゴがのっています。
ミントの爽やかな香りが、目だけではなく鼻も楽しませてくれました。
本当に美味しいケーキを、ありがとうございました!

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