こんにちは😀 四日野PTA広報委員です。
小学生の楽しみといえば、おいしい思い出が沢山つまった給食。ご家庭でも「今日の給食、おいしかった!」と笑顔で話す子どもたちは多いことでしょう。今回は2023年12月14日(木)に行われた四日野の学校給食試食会についてレポートします!
学校の給食には、栄養バランスのとれた食事の摂取だけでなく、望ましい食習慣を形成することや、感謝の気持ちを育てることなど、大切な役割があります。献立計画をされている学校栄養士の飯島先生に、実際の取り組みについてお話いただきました。
四日野で毎日作られる給食は約480食。二学期からは新校舎の新しくなった給食室で、早朝から食材の下処理そして調理が行われ、徹底された衛生管理のもと、昼時にそれぞれの教室で配膳されます。給食は加熱を条件としており、菌の繁殖を防ぐために熱い状態で保温するなど、様々な工夫がされています。
献立計画は厚生労働省が定めている学校給食実施基準に基づき栄養管理されています。四日野では、品川区の標準献立に沿って、基本的に全て手作り。季節感を出す旬の食材を使用したり、行事食・郷土料理・世界の料理等を取り入れながら、献立作りをされているそうです。(本年度より給食費無償化になり、食材料は公費でまかなわれるようになりました。)
ちなみに、お魚の給食が多め、とお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、一般的に普段の食生活で取りにくいとされる、豆・野菜・魚類は、摂取量が多めになるように基準が定められているそうです!
また、安心安全な給食作りには、食物アレルギーや宗教による理由で食べられない児童への対応も欠かせません。給食では、アレルギー原因食材の中で重篤度の高い食材は使いません(アーモンド以外のナッツ類・キウイ・そば・やまいも・たらこ・いくらなど)。品川区では、アレルギー対応が必要な場合、医師の診断と生活管理指導表の提出を以て一部持参・除去食・完全弁当、三種類の対応方法が可能です。宗教対応方法としては、鶏・豚由来の食べ物などの代替品持参があります。
成長期の子どもたちには、必要な栄養とエネルギー量が低学年、中学年、高学年で異なるため、配食量は三段階あるそうです。例えば白米飯は目安として135g/145g/155g。おかずも写真の通り。もちろん、おかわりする児童もいますね!
さて、食べものから学ぶことを目的とした取り組みについてです。四日野ならではの献立メニューがありました。
伝統行事を知るきっかけにもなる「季節を感じる行事食」。2つのメニューから選択できる「セレクト給食」では、てりやきチキンバーガーが人気だったそう。どちらも食べたくなって迷ってしまいますよね!「リクエスト給食」は、全児童にアンケートをとって上位ランキングしたメニューが三学期に提供されます。図書室の司書さんと企画される「本と給食のコラボ」も興味深い!
そして一年生、二年生、六年生向けに行われる食育授業についても紹介いただきました。子どもたちが給食を残さず最後まで食べるようになったり、自分が食材の下処理作業を行うことで苦手意識を克服できたり、食に興味を向けるきっかけ作りが満載でした。
学校で給食時の指導や食育の授業がありますが、幼少期の食習慣は大人になっても続くので、次の4つをご家庭でも取り組んでみてください、とのことです。
1)食材のことを知るきっかけ作り
一緒に買う、作る、食べる! 食への興味関心を高め、「食」って楽しい!おもしろい!と思えるように。毎日食べているものが自分の体を作っていることを知るように。
2)食事のマナー
食べる前、「いただきます」「ごちそうさまでした」と言う。箸の持ち方、食事中の姿勢に気を付ける。
3)苦手、初めてのものにチャレンジ
少しでも食べてみようとする気持ちを大切にし、がんばった姿を褒める!
4)食事から生活リズムを整える
できるだけ一日三食、食事やおやつをほぼ決まった時間にすることで、休日や長期休暇でもリズムが乱れないように注意する。
試食会は児童と同じスタイルで配膳されました。
いただいた給食の献立は、「そぼろ入りさつまいもごはん、さわらのしょうが風味焼き、ごまあえ、まめまめ汁、牛乳」でした。自然な素材の味を活かした、優しい、ヘルシーな味わいのご飯でした。宮城県産ひとめぼれ新米に、さわらは韓国産、東京都を含む国内産地の食材が使われている、とのことでした。学校の牛乳は、環境に配慮し、ストローなしでいただきます。
最後に、給食室を見学しました。旧校舎の時と比べて広さが約2倍。新品ピカピカの調理用具や機材が導入されました。全校分の汁ものが作れる程の大型釜や、ゆでた食材の食感を残すのに大活躍の瞬間冷却器など、調理作業の規模を物語っていました。児童の食生活を豊かにする学校給食に、改めて感謝です。
給食試食会は平日の開催ですが、ご興味ある方は来年ぜひご参加されてみてください。
飯島先生、副校長先生、企画いただいた文化委員、ご参加いただいた保護者の皆さま、誠にありがとうございました。
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