2022年12月3日土曜日に大人向けCAPワークショップが開催されました。
CAPとはChild(子ども) Assualt(暴力) Prevention(防止)の略で、子どもへの暴力防止プログラムのことです。品川区では全区立小学校の児童3年生と保護者が無料で受講できます。
NPO法人青い空に所属するCAPスペシャリスト2名により、2時間にわたり参加体験型学習プログラムが行われ、7名の保護者が参加しました。
周囲の大人が子どもを援助するための方法を学ぶことが目的で、大人の知らないところで、子どもたちが意外と怖い思いをしていることがあります。そんな子どもにどう対応したらいいか、そのヒントがたくさんつまった講座内容でした。
「暴力」とは何か?そんな問いかけからワークショップははじまりました。想像以上にさまざまなキーワードが出てきました。その中でも、「いじめ」「誘拐」「性暴力」の三つのテーマについて劇を通してワークショップが進められました。保護者対象のワークショップではありましたが、架空の3年4組の児童になりきり、保護者も劇に参加しました。
生きるためにどうしても必要なものを「権利」としてとらえ、基本となる「安心」「自信」「自由」この三つの権利について、劇が終わるたびに三つの権利があったかどうかを確認する形で進められました。
三つの権利が奪われた時には、CAPは選択肢として児童に「No」「Go」「TELL」この三つを提示するそうです。いやといってもいいよ、にげてもいいよ、誰かにお話ししてね。それを受け止める周囲の大人がこのワークショップを受ける意義は非常に大きいと感じました。
「そういう気持ちになったんだね」と共感すること
「話してくれてありがとう」と伝えること
「(忙しいからあとでねではなく)大事なお話だからあとでゆっくり聞かせてね」と伝えること
これらが非常に重要であると感じました。
日頃から家庭での会話の中でも生かしていただけるのではないでしょうか?
参加者からも同様の感想が聞かれました。
ワークショップは毎年行われております。参加二度目の保護者からは、昨年ワークショップで学んだことを日常会話のなかで使い生かせているというご意見もありました。今年参加できなかった保護者の皆様は、ぜひ来年参加されてみてはいかがでしょうか? またこれを機会に、お子様とそのようなお話をする機会を設けられるのもよいかもしれません。
NPO法人青い空の講師の皆様ありがとうございました!
0 件のコメント:
コメントを投稿