品川区立第四日野小学校PTAのブログです

2022年12月22日木曜日

【12/15開催】令和4年度給食試食会・学校保健委員会

12月15日(木)今月一番の寒さの中、給食試食会・学校保健委員会が家庭科室で開催されました。

まず、給食試食会では試食の前に、栄養士の飯島先生から学校給食の概要と取り組みについてのお話をいただきました。


学校給食は学校給食法の下、品川区の標準献立を基本に、行事食や世界を含む郷土料理食、リクエスト給食などのイベント食、季節を感じる旬の食材や素材を生かした味付けなど、学校独自の工夫がされているとのことでした。
安心安全な給食提供のため、料理は基本的に手作り、だしやスープも食材から丁寧にとり、使用する食材もなるべく国産を選び、食品添加物も少なく、ハムやソーセージ等に使用される発色剤も不使用のものを選ぶなど、食材の選定から調理、衛生管理に至るまで配慮をしていることがうかがえました。

また、アレルギーや宗教食への対応についても、間違えて口にすることがないよう、徹底した配慮をしているとのことでした。

さらに、子どもたちに食べることの楽しさを実感してもらう取り組みとして、「セレクト給食」や「リクエスト給食」、「本と給食のコラボ」などを実施しているとのことでした。セレクト給食は12月13日に実施したばかりということでした。

この日、試食会で提供された献立メニューは、
・ドライカレー
・ゆで野菜和風ドレッシング
・はやか(温州みかん×ぽんかん)
・牛乳
配膳は文化委員の方々が実施、参加者の方は順番に盛り付けしていただいた給食を受け取り、子どもたちと同じように給食の時間を体験しました。

コロナ禍となり、子どもたちの給食時のルールも変化し、以下の内容を守って食事をしているとのことです。
・食事の前は必ず石鹸で手を洗う。
・前を向いて食べる。
・食べる直前にマスクをはずし、食べ終えたらマスクをつける。
・会話は控え、食事のマナーを確認し、食事を味わう時間にする。

今回、参加者の方も子どもたちと同じルールで給食をいただきました。

後片付け時には、牛乳パックとストローの分別など、リサイクルを目的にした分別を実施しているとのことで、参加者の方も実践しました。
子どもたちはなるべく残飯が残らないよう、「残さず食べる」を心掛けて給食を食べているということです。

給食の時間以外にも、給食で使う食材の皮むきなど、「食」にふれる機会を設けたり、6年生の家庭科の授業で作成した献立を給食に盛り込んだりと「食育」にも積極的に取り組み、給食がただ「食べること」だけでなく、「食」全般にふれる、とても大切な時間なのだと感じました。

最後に子どもたちに人気の給食をうかがったところ

・カレーライス(主食)
・ジャンボ揚げ餃子(おかず)
・おかしなおかしな目玉焼き(デザート)

とのことです。どんなメニューが好きかなど、ご家庭でもお話をしてみてはいかがでしょうか。


学校保健委員会

試食会の後は、校医の先生にお話しをうかがいました。

まず、眼科医の栗原先生より、コロナ禍になってから未就学児および低学年の近視が増加しているというお話をいただきました。

次に、内科医の宮平先生より「予防接種のお話」ということで予防接種の目的と意義についてお話をいただきました。

お話の後は、参加者同士で意見交換をし、先生方のお話の中で疑問に感じたことを質問して終了となりました。

貴重なお話をうかがい、子どもたちが安心して学校生活を送れていることを垣間見ることができる機会になったと思います。

開催にあたって企画準備をしてくださった文化委員の皆様、ありがとうございました。

#学校給食




2022年12月8日木曜日

大人向けCAPワークショップ

2022年12月3日土曜日に大人向けCAPワークショップが開催されました。


CAPとはChild(子ども) Assualt(暴力) Prevention(防止)の略で、子どもへの暴力防止プログラムのことです。品川区では全区立小学校の児童3年生と保護者が無料で受講できます。


NPO法人青い空に所属するCAPスペシャリスト2名により、2時間にわたり参加体験型学習プログラムが行われ、7名の保護者が参加しました。






周囲の大人が子どもを援助するための方法を学ぶことが目的で、大人の知らないところで、子どもたちが意外と怖い思いをしていることがあります。そんな子どもにどう対応したらいいか、そのヒントがたくさんつまった講座内容でした。


「暴力」とは何か?そんな問いかけからワークショップははじまりました。想像以上にさまざまなキーワードが出てきました。その中でも、「いじめ」「誘拐」「性暴力」の三つのテーマについて劇を通してワークショップが進められました。保護者対象のワークショップではありましたが、架空の3年4組の児童になりきり、保護者も劇に参加しました。



生きるためにどうしても必要なものを「権利」としてとらえ、基本となる「安心」「自信」「自由」この三つの権利について、劇が終わるたびに三つの権利があったかどうかを確認する形で進められました。



三つの権利が奪われた時には、CAPは選択肢として児童に「No」「Go」「TELL」この三つを提示するそうです。いやといってもいいよ、にげてもいいよ、誰かにお話ししてね。それを受け止める周囲の大人がこのワークショップを受ける意義は非常に大きいと感じました。


「そういう気持ちになったんだね」と共感すること

「話してくれてありがとう」と伝えること

「(忙しいからあとでねではなく)大事なお話だからあとでゆっくり聞かせてね」と伝えること


これらが非常に重要であると感じました。

日頃から家庭での会話の中でも生かしていただけるのではないでしょうか?


参加者からも同様の感想が聞かれました。

ワークショップは毎年行われております。参加二度目の保護者からは、昨年ワークショップで学んだことを日常会話のなかで使い生かせているというご意見もありました。今年参加できなかった保護者の皆様は、ぜひ来年参加されてみてはいかがでしょうか? またこれを機会に、お子様とそのようなお話をする機会を設けられるのもよいかもしれません。



NPO法人青い空の講師の皆様ありがとうございました!