初めての「お見送り」に、二年生たちは一週間ほどかけて「ありがとうパーティー」の準備を進めてきました。
そして、当日。
教室にお邪魔をすると、あちらこちらで最後の打ち合わせがなされていました。
チャイムの音が響き渡り、少ししてから、元気な司会の声と共に、「ありがとうパーティー」はスタートします。
準備してきた紙を手に、大きな声で「はじめの言葉」が読み上げられました。
出し物は計8つ。
各グループごとに、持ち時間10分、という制約があります。
とはいえ、今回は音響や照明などといったものまで、全て各グループで行ったので、始まるまでに少し時間がかかることも。
当然、間延びする時間もありますが、待つことには定評のある二年生。
事態を見守りつつ、始まるのを静かに待ちます。
これは、この後の出し物も同様でした。
最初は、「こわい話」。
始まった「こわい話」は、声がやや小さかったこともあって、聞き取りにくいところがあり、どこがオチだか分からず、教室の空気がゆっくりと、でも確実に重くなります。
そこに、突然の乱入者が!!
教室中に大きな悲鳴が上がります。
学芸会で使った「虹」の音楽に合わせて、キレッキレのダンス(特に一番左側)を披露する三人組にの正体に気付いた二年生は、今度は歓声を上げました。
次は男子三人組による「お笑い」。
二脚の椅子を使った、身体を張った「どつき漫才」は、なかなかの出来でしたが、残念ながらオチる前に、司会からの無念の「時間です」の声にて終了しました。
三番目は「ようかいダンス」。
某アニメの曲に合わせて、全員が踊りました。
踊り終えた後、「次は三倍速で行きます!」と叫んだので、てっきり音楽を加工してきたのかと思ったら、担当者たちが突然高速で歌いながら動き始めます。
もちろん、子どもたちも、それに合わせて超高速で踊っていました。
息切れしていても歌い切った三人組、お疲れさま。
ダンスが続きます。
「アナと雪の女王」の劇中歌に合わせて、女子三人組が可愛らしい創作ダンスを披露。
それを見ていた女子たちは、途中からCDよりも大きな声で歌い出しました。
次は「なぞなぞ」。
なかなかの難問続きに、撮影中の私も「?」となることしばしば。
時々、小さな確認作業がありました。
最後に、一番正解の多かった子に、お手製の金メダルが、次点の子には銀メダルがそれぞれ授与されました。
頭を使った後は、身体を使う?
「すきですか? きらいですか? ばくだんゲーム」は、前回の「お楽しみ会」の時にも盛り上がった、二年生の名物ゲームです。
お手製のボール2個を、時計回りと反時計回りに回していくルールは前回と同じです。
椅子移動や、音楽機器操作等で、間延びしつつも、やはり盛り上がりました。
次の出し物は「ダンスバトル」。
女子四人が、異なる曲で各々振付をしたダンスを披露し、一番良かった人が優勝する、というもの。
一人では恥ずかしくて踊れない、と動けなくなってしまった子と一緒に踊ってあげる子、某妖怪アニメのOP曲をしっとりと踊り上げる子、大人顔負けの本格的なダンスを披露する子、と個性が光りました。
最後は、「手品」でした。
担任の中澤先生が、自ら歌いながら、流れるようなスピードで次々とタネがバレバレの手品を披露していきます。
歓声とブーイング(「見えてるよ」「ばれてるってば」「あ、(水)飲んだ!」等)がわき起こります。
かく言う私も、ある手品の片棒を担ぎました。
完全に信じ切って「すげー!!」と目を輝かせる男子と、「どうせどこかに隠してたんでしょ? どこ? どこだったの!?」と詰め寄ってくる女子……。
本当のところは、永遠に秘密です(笑)。
全員の出し物が終わると、みんなで「またあう日まで(尾崎紀世彦さんのものではない)」を歌いました。
最後に、プレゼントタイムです。
「お手製のもの」という条件がついたため、各自が考えて、準備してきたプレゼントを出し物のグループごとに渡しました。
「おわりのことば」で、楽しかった会の終了が告げられます。
時計が差すのは、12時17分。
チャイムの3分前に終えることが出来たのは、さすがです。
こうして、無事に終わった「ありがとうパーティー」。
……終わったはず、なのですが……。
翌週、二年生に衝撃が走りました。
詳細は、次の記事に続きます……。
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