こんにちは。四日野PTA広報委員です。
6/29(土)に開催された「性教育」親子講座についてレポートさせていただきます。今回講師としてお話しいただいたのは土屋麻由美さんです。
<土屋麻由美さんプロフィール>
助産師 麻の実助産所(練馬区)/認定NPO法人ピッコラーレ 副代表
平成9年開業。うまれること・育てること・自分を大切にするということを大切に、自宅出産の介助や母乳育児・性教育を中心に活動。性教育では生まれたときから始まると、幼児期からの親子講座を中心に、小〜高等学校、子どもに関わる大人向けにも講師を担当する。
ピッコラーレでは、妊娠にまつわる困りごとの相談や子どもや若者の居場所での性についての相談や啓蒙活動も行っている。
昨年ご講話いただき大好評だったとの事で、今年も土屋さんにお越しいただきました。
まず、9:00〜は低学年の部。
参加人数は児童31名、保護者34名。
紙芝居やお人形を使って楽しくわかりやすくお話しいただきました。
性のあり方は単純に「男性/女性」だけではない、性自認や性的指向等を分かりやすく教えてくださいました。男の人が男の人を好きになって一緒になることもあるんだよ〜という話をしていると、「世田谷区は(同性)結婚できるんだよ!」という声があがり、今の子ども達にとってLGBTQはとても身近な話題になっているのだなと感じました。
続いて、男の子と女の子の体のしくみ、精子と卵子の出会い〜お腹の中での変化〜誕生までをお話しくださいました。
卵子やお腹の中の赤ちゃんの大きさを実際に見せてくださった時はみんな興味津々!
その他、プライベートゾーンのお話、自分を守ること・いやなことはいやだって伝えてもいいんだよ、というお話を教えてくださいました。
廊下では折り紙隊が折り紙教室を開いてくださっていたので、保護者の皆さまも最後までゆっくりお話を聞くことが出来ていたのではないかと思います。
10:00〜は保護者の部。参加人数は29名。
ニュース等で目にすることはあっても、なんだか他人事のように思ってしまっておりましたが、子どもの性被害は実際に起こっており、自分の子は大丈夫と過信してはいけないという事を改めて考えさせられました。
では、実際に被害に遭った場合はどうしたらいいのか。まずはどんな状況であっても被害者は悪くないということを伝え、それから、話してくれてありがとう、私は君を守る!と安心させてあげる事が大事だそうです。
また、私たちが聞くべきことは①何があったのか。②それをしたのは誰か。の2つだけでいいそうです。余裕があれば携帯等で子どもの声を録音しておくと良いとのこと。その後は相談機関に相談する事も大切との事でした。心配や焦りから詳細を聞きたくなってしまいそうですが、思い出す事で二次被害になったり、何度も聞くと記憶を塗り替えてしまうこともあるそうです。これは教えてもらわないと分かりませんでしたので、とても勉強になりました。
質疑応答では、子どもの年齢によっても悩みは変わるので、色々なお話が聞けて大変参考になりました。どの年代にも共通するのは、日頃から家庭で性について話をしておくことだと思いました。話しにくい時は性についての絵本をそっと置いておくのでも良いそうです。
最後、11:30〜は高学年の部。参加人数は児童19名、保護者23名。
さすが高学年!低学年の時とは雲泥の差(笑)で、皆さん動くことなく静かにじっと土屋さんのお話に耳を傾けていました。お話の内容は低学年の時とベースは同じですが、もう少し具体的にお話しされていました。
性の話はとてもデリケートで家族内でも話す事を嫌厭しがちですが、日頃から繰り返し話す事が大事だと教えていただきました。みんなのからだはとても素敵で大切なもの。だから大事にしなければならないし、守らなければならない。色んな性のあり方があって、色んな人がいる。イヤなことはイヤって言っていいし、イヤって言われたらしない。まずは簡単なことから我が家でも話してみたいと思いました。
土屋さん、企画いただいた文化委員の皆さま、貴重な機会をありがとうございました!
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