品川区立第四日野小学校PTAのブログです

2024年12月18日水曜日

12/7 大人向けCAPワークショップ開催

127日(土)に大人向けCAPワークショップが開催されました。


CAP(キャップ) とは?

Child(子ども) Assault(暴力) Prevention(防止) の略で、子どもへの暴力防止プログラムのことです。子どもたちには、3年生の児童を対象に「生命の安全教育」の一環として、CAPスペシャリストの方より授業をしていただきます。

現在日本全国で約110のグループが活動し、品川区では全区立小学校の児童3年生と保護者は無料で受講することができます。


講師はNPO法人青い空のCAPスペシャリスト2名にお越しいただき、副校長先生のご挨拶ののち、スタートしました。分かりやすい実演を交えながらの参加型体験学習プログラムで、10名の保護者が参加。



大人向けワークショップは、子どもが大人の目の届かない場所で困った状況になったとき、大人たちに何ができるのかを学びます。子どもをどう守るかを考え、参加型にすることでより学びを深められた、充実した2時間講座でした。

 


まず、「暴力ってどんなものがある?」の質問に2人ペアで話し合い、身体~心理的なものなどあらゆるワードがでました。特に子どもが暴力を受けやすい要因として、孤立しやすいこと、意外と助けを求める場所がないことを知り、暴力について大人が知識を深めることが重要だと感じました。


  

子どもワークショップの実演

「今日は1日、誰もトイレに行かせません!と言われたら?」の問いかけではじまり、誰もが生きるためにどうしても必要なもの「権利」について学びました。


 その中でも特に大切な 「安心」 「自信」 「自由」 に生きる3つの権利は、誰もが生まれながらにして持っているもの。

その大切な権利を守るために何ができるか、「いじめ、誘拐、性暴力」をテーマにしたロールプレイを通して、権利が脅かされる場合の具体的な解決方法について見せていただき、いろいろな視点を得られました。

 

「友だちにカバンを持ってと強要されたら・・・」の劇では保護者も参加し、即興とは思えないほどの見事な返しで、権利を取り戻した場面を見させていただきました。学校の話しやすい先生や、友だちに助けを求める。そばにいてくれるだけでも力になりますね。




 

「誘拐」編では、すぐに実践できそうな護身術を教わりました。その中でも声を使った方法で、お腹から低く太い声を出す練習をすると、皆さん、凄みを効かせた重低音の声!予想以上の効果を確信しました。


 

 

 3つの権利が奪われたとき、CAPが提示する選択肢として

 NO  いやと言ってもいいよ   GO  逃げてもいいよ   TEL  誰かにお話ししてね


どうして「いやと言いなさい」「逃げなさい」ではないのか?子ども自身の選択肢にしていることが大事といったお話もありました。つい親として指示をしてしまいがちですが、子どもの自由な選択を尊重し、子どもの目線になって話す大切さを改めて感じました。

 


ミニミニロールプレイでは、子どもと大人のセリフに分かれて、子どもがどんな気持ちになるか、その上でどんな答え方が良かったのか、グループで知恵を出し合いました。

子ども 「上履きかくされていやだった」に対し、大人は「ちゃんとさがしたの?」

と質問で返し、まず状況確認してしまっていることに気づかされます。

 


  話を聴くうえで大切なことは、気持ちに共感すること

「よく話してくれたね」「話してくれてありがとう」と気持ちを伝える

「そうだったの。それは(〇〇な気持ち)だったね」と共感する

  忙しいとき、「大事なお話だから、あとでゆっくり聴かせてね」と伝える


相手の気持ちに寄り添うこと、「ありがとう」など言葉できちんと伝えることの重要性を感じました。また、子どもと一緒に対策を考えていくことで、より安心感や自信につながることを学びました。




 


今回の講座に参加して、日頃の子どもとの関わりを振り返る貴重な機会となりました。我が家でも、まず子どもの話をしっかり聴き、子どものSOSを受け止められるよう、共感する姿勢を大切にしようと思いました。「暴力」の話となると暗いイメージですが、子どもと一緒にできる選択肢「もし~だったら、何ができる?」をいろいろ話していこうと思います。

大人向けワークショップは毎年開催されておりますので、今回参加できなかった保護者の皆さま、学年問わずぜひ、一度参加されてみてはいかがでしょうか。 

 

NPO法人青い空の講師の皆さま、企画いただいた文化委員の皆さま、有意義な時間をありがとうございました!

2024年12月10日火曜日

12/7 スポレク サッカー教室

12月7日の土曜日、
午前中は学校で授業のあった日ですが、午後にスポレク サッカー教室が開催されました。

第四日野小学校や第一日野小学校を拠点として活動しているサッカーチーム「FC PGS」のコーチの方々を招き、体育館にて1時間半のサッカー教室を実施しました。

集まってくれたのは1年生~4年生の約20人程の元気な子供たち。
開始前から体がウズウズしています。元気いっぱいです。


さあ、サッカー教室の開始です!


まずはコーチからみんなへ挨拶。
子供たちも元気に挨拶を返します!
「サッカーは楽しむものです」とコーチからの言葉を受け、
みんな早くボールを蹴りたい様子です。


まず初めは、みんなでウォーミングアップです。
全員で体育館の中を5周。からだを温めます。
1年生には少ししんどかったかな?


ボールを使った最初のメニューはサッカーの基本、リフティングの練習からです。
上手に5回・6回できている人、まだ1回しかできない人、いろいろでしたが、
コーチに教わりながらみんな頑張ってチャレンジしていました!!



次は、コート内を自由にドリブルの練習です。

「人に当たらないようにドリブルしてみよう」のルールのもと、
みんな相手を避けながらドリブルしていきます。
当たらないでできたかな?


高学年と低学年に分かれて、ドリブルゲームです。
ドリブルをしながら、他の人のボールをコートに出して、勝ち残っていきます。
自分のボールと他の人のボール、両方に気を付けなければなりません。
難しい~!!
だけど、みんな楽しそうです!

低学年

高学年

次はマーカーを使ったドリブル練習です。

マーカーとマーカーの間をスムーズにドリブルしていきます。
難易度に合わせて、異なる間隔のマーカーを用意してくれています。
「右足だけ~!」
「左足だけ~!」「足裏だけ~!」と、
コーチからのお題にみんな果敢にチャレンジしていきます。

そして、最後は…
バスケットゴールを使ったボール入れです!
ボールを手に持ち、そこから蹴ってボールをゴールに入れます。
これは大人でもむずかしそうですね…

学年ごとに分かれて5分間×2回の競争です。
どの学年が一番多くゴールに入れられたかな?
1年生は特別ルールで、マットの上から手を使って入れてもOK!

1年生
2年生
3年生
4年生
※4年生は一番高いゴールです!!

はじめはあらぬ方向へ思い思いに蹴られていたボールも、
時間が経つにつれて、ゴールに入るようになっていきます。
子供たちの上達は早いですね。

結果は…
1回目は1年生、2回目は2年生(2回目は1ゴール5点)でした!
低学年、よく頑張りました!


これにて本日のスポレク終了です。
最後にみんなで一本締めをして、解散しました!


上手い下手に関わらず、みんなでボールを蹴ること・身体を動かすこと、
を楽しんでいました。
そういう場所がなかなか無い昨今ですが、
子供たちが思い切り身体を動かせる場所や機会をもっと増やせると良いですね。

今回参加してくれた子供たち、
父兄の皆様、企画頂いた学年部の皆様、指導頂いたPGSのコーチのお二方、
誠にありがとうございました。

<FC PGSについて>
https://www.fcphoenix.net/club


2024年12月1日日曜日

11/28 給食試食会・学校保健委員会

 11月28日(木)過ごしやすい気温の中、4階多目的室にて開催された給食試食会・学校保険委員会には、27名の保護者が参加し、保健主任山崎先生の司会で11時半からスタートいたしました。


【給食試食会】

午前は、学校給食について栄養士高田さんより以下4点についてお話を伺いました。

  1. 本校の学校給食について
  2.  食育について
  3.  給食室について
  4.  本日の給食について


第四日野小学校では毎朝6時半には食材が納品され、約480食分の給食の準備が給食室にて始まります。全ての給食は品川区こだわりの厳しいルールに沿って作られています。

  • 基本的に全て手作り
  • 化学調味料は一切使用しない
  • 塩分は1食3g以下
  • バナナ、缶詰の果物を除き全て国産の食材を使用
  • 食肉加工品や練り物は不必要な食品添加物がないものを使用
  • 品川区で使用許可されている冷凍食品は3つのみ(冷凍豆腐・グリーンピース・白玉)


また、徹底した温度管理の元、食中毒の三原則「つけない」「増やさない」「やっつける」を徹底した安心安全な食事の提供はもちろんのこと、現在9名のアレルギー児童の安全を守るため、お盆の色を変え取り違いがないようにも配慮されています。ほかにも、年2回のセレクト給食、リクエスト給食、10月は読書週間に合わせ絵本に登場する料理にするなど美味しく楽しくいただく工夫がつまっていました。

家庭でも①一緒に買う ②作る ③食べる を通して食材のことを学び、食事のマナーを身につけ、生活リズムを整える食育を心がけられるといいですね。

品川区のホームページには給食のレシピも公開されているとのことなので、お子さんと話しながら一緒に作ってみても楽しいかもしれません。


興味深い栄養士高田さんのお話の後は、質疑応答の時間が設けられ、皆さん自身の給食の記憶から以下のような質問がありました。

 

1. 昔はソフト麺がありましたが、今はないのでしょうか? 

=> 麺は麺屋さんから取り寄せておりソフト麺は使用していないが、今後”昔の給食”として取り上げる事も検討中。もしかしたら12月以降に登場するかもしれません!


2. 昔はコーヒー牛乳やミルメークがありましたが、今はないのでしょうか? 

=> 品川区では食品添加物の観点から使用不可となっていますが、区によって方針が違うため出している区もあるそうです。


その後は給食の準備をし、栄養士さん調理師さん方の工夫がつまったメニューに一層感謝していただく事ができました。

昔を思い出し楽しい〜という声も聞こえてきました。

献立
五目チャーハン・しゅうまい・青菜のスープ・牛乳

毎日食事の前に給食係が一口メモを読んでいます。

食後は片付けとともにリサイクルのため牛乳パックを開き集めました。



【学校保健委員会】

午後からは以下5名の校医の先生方が来場くださり、保健委員会が開始されました。
  • 内科校医:宮原 寛先生
  • 眼科校医:栗原 泉先生
  • 歯科校医:阿南 啓子先生
  • 耳鼻科医:池 真理先生
  • 学校薬剤師:堀内 正子先生


まず、阿南先生から「歯の応急手当について」の講和があり以下のお話をうかがいました。

①学校における歯・口の怪我の発生状況
いつ:休憩時間、体育の授業、特別活動や課外授業中
どこで:小学生 校庭(1/3)教室(1/4)
            中学生 校庭(1/3)体育館(1/5)
            高校生 体育館(1/3)校庭(1/4)
どんな:人や物に衝突したり、転倒したりして顔面や顎を強くぶつける
特徴:特に球技が多い 男子に多い
*独立行政法人日本スポーツ振興センターの統計によると、小中高を合わせると年間数万人給付される怪我の中で歯・口が一番多い

②外傷発生時の対応
外傷発生時すぐの必要なチェック
1. 口腔の中を診る前に全身状態をみる
・口腔処置より優先する他部の損傷はないか判断する
・意識レベル、吐き気など

2. 出血に対しては、先ず止血処置

3. ある程度の損傷の把握

4. 受診する前に健康カードなどのチェック 

5. 問診、調査票、写真など記録する


③学校での対応

1. うがい:先ずは、口の中をきれいにします。 

2. 出血:出血がひどい時は、脱脂綿かガーゼを噛ませてください。

3. 根にさわらない:抜けた歯を乾燥させないように「保存液」(生理食塩水、牛乳など)に浸して、できるだけ早く歯科医院を受診させてください。


スライドでの説明では歯牙脱臼、埋入、骨折、脱離などの衝撃的な画像もご紹介いただき、以下の質疑応答が行われました。


1. 歯が折れた場合の治療は?

    => 部位により異なります。乳歯の場合は永久歯が生えやすいよう隙間を作る治療、永久歯の場合はインプラントなどの対応がかんげられます。

2. なぜ損傷した歯の保存液に牛乳が良いのはなぜでしょうか?

    => 具体的な根拠は不明ですが、抜けた歯の根元の膜を保護乾燥させないために、家庭ではすぐに牛乳に浸して歯科医院に受診してください。

3. 何か起きた場合、緊急救急外来か歯科医院はどちらに行くか何を基準に判断したら良いでしょうか?

    =>歯以外に損傷があったり、異常に出血が多い場合は救急へ、ぶつけたりちょっとした出血の場合は歯科医院へ。この場合、その時に歯に異常がなく見えても、実際は神経に影響があり追って歯が黒ずんだりぐらつく事もあるため、定期的に検査にいき経過を追う事がとても大切です。


その後は各校医の先生とグループに別れてそれぞれの分野についてお話を伺ったり質疑応答が行われました。

内科宮原先生のグループでは予防接種について、今年からフルミストという選択肢が増えた事で以前より気軽に接種しやすくなった点や、体温計の正しい測り方について伺っていました。

眼科の栗原先生のグループではタブレットなどの見過ぎによるコロナ後の近視増加についてお話がありました。ブルーライト予防などは意味がなく、徹底した時間管理(30分見たら30秒休憩する)が大事とのことでした。

ご自身も子育て中という薬剤師の堀内先生からはジェネリックの違いから歯の矯正費用や経験談による具体的なお話もうかがいました。


ミニ校庭ができてから校内での怪我が急激に増えているとのことで、先生方のお話を活かし体を動かしながらも安全と健康に気をつけて学校生活を見守れたらいいですね。

11時半から14時すぎまで、盛りだくさんの内容で大変学びの多い充実した1日となりました。普段は知ることのできない学校の取り組みを知り、子どもたちの環境を理解する良いきっかけとなりますので、ご興味のある方は是非来年ご参加ください。

企画いただいた文化委員の皆さんをはじめ、保健主任山崎先生、栄養士高田さん、そして校医の先生方には有意義な時間を提供いただきありがとうございました!

 



2024年10月21日月曜日

10/19 スポレク 合気道教室



10/19 学校公開の日の午後に合気道教室が体育館で行われました。


この日は菖蒲会合気道教室の佐藤先生およびジョン先生のご指導のもと、10名前後の児童が合気道を楽しみました。



大多数の参加者が初心者の中、佐藤先生の「合気道とはどういうものですか?」という質問からはじまりました。「相手の力を使う競技」と答える参加者の1人。正解です! 佐藤先生は「やり方にはよっては危険な技もある、最後には相手と友達になるのが合気道」とおっしゃられていました。これがどういうことを意味するのかがとてもよくわかるご指導でした。


まずは準備体操から。







後ろから誰かに手を引っ張られた時に、引っ張る相手のちからをうまく利用して、相手が動くことができない体制にするという技を練習しました。





引っ張られた力を利用しつつ手首を返し上に向けることで相手の動きは止まり、その手を腕に巻きつけるような動きを加えることで相手は膝をつく姿勢になります。このような姿勢になったらもう相手は動けないですね。興味津々の児童たちも早速体験してみます。




参加した児童の皆さんは、何度も楽しそうに練習を繰り返していました。


次は後ろから羽交い締めにあったような体制になったときにどのような技がつかえるでしょうか?




自分の腕が自由になる体制になれば簡単に優位な体制になれるようです!

最後に宙を舞うジョン先生の受け身の技を見て、大興奮の参加者の姿が見られました。





佐藤先生のお話では、流れるような動きの合気道を親子で楽しむのがおすすめだそうです。

佐藤先生、ジョン先生ありがとうございました。















2024年9月7日土曜日

区民まつり

 こんにちは。

よんひのPTA広報です。

梅雨があけて気温もグングンと上昇し、夏真っ盛りとなってきたこの季節。

今年も区民まつりが開催されました。

昨年同様、舞台は第四日野小学校体育館となり、気温に負けないぐらいの熱気があった区民まつりについてご紹介します。


先ずは会場設置からです。

出店するために近隣の西三町会、大崎本町三丁目町会、西五反田谷山会、西五反田四丁目町会の4つの町会のみなさまをはじめ、学校、大崎第一地域センター、消防、そして四日野PTA等関係各位が準備をされていました。

皆様、暑い中、ご協力くださりありがとうございました。



今回の出店ラインアップも魅力的なお店がたくさん!

かき氷屋さんや輪投げ、じゃんけん、シュート、スーパーボールすくいなど盛りだくさんでした。







なお、両替所もありましたので気兼ねなく遊べます。




開始時間は暑い時間帯を避けて、15:00~でした。

夏の風物詩で心待ちにしていたイベントなので、15:00前にはたくさんの人が並んでくれていました。




それでは区民まつりのはじまりはじまり。

たくさんの子供たちが思い思いのお店に向かい、とても楽しそうに遊んでいました。






今年も安全面の配慮から熱中症対策として、麦茶提供や体育館内の送風機を用いた空気循環促進、看護士の待機など、運営された皆様のご尽力のもと、大盛況の中、区民まつりの幕が閉じました。

ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました!

来年も皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

区民まつりの報告は以上となります。