まず初めに給食試食会です。
部屋に入ると、ずらっと、給食が並んでいました。懐かしい光景です。
新1年生の保護者の方も大勢参加され、在校生の保護者の方に給食について色々聞いている場面も見受けられました。
他にも、給食室の前にはレシピも置かれてあり、自由に持って帰れるそうです。 |
食事の後は、足助先生より給食についてのお話がありました。給食の歴史、安全でおいしい給食作りへの心がけなどです。なかでも手作りについてのお話で「スープは豚骨、鶏ガラから」「シチューやカレーのルーも手作り」と聞いたときには、会場から「えー!」と驚きの声が上がりました。
続けて後半は、学校保健委員会がありました。
内容は、学校薬剤師の亀井淳三先生による食品添加物についての講話、次に、星薬科大学の堀内先生ご指導による食品添加物の実験、そして最後に校医の先生方を交えてのフリートーク、でした。
非常に盛り沢山の内容でしたので、全てをここでお伝えすることができず…
今回は特に、参加者全員で行った「食品添加物 乳化剤の実験」についてレポートします。
★食品添加物 乳化剤(キサンタンガン)の実験★
※乳化剤とは、水と油のように混ざり合わない2つの液体を混ざり合わせる働きをします。
油だけが入っている小ビンが4つあります。そこに以下の内容を加えます。
(1)水のみ(2)水と酢(3)水と卵黄(4)水と乳化剤(キサンタンガム)
加えた後、それぞれ10回程振り、混ざり具合を比較観察する。
まだ油だけです |
(1)に水を入れます |
続けて(2)に水とお酢を入れて振りました。 |
(3)に水と卵黄を入れます。 |
(4)に水と乳化剤を入れます。 |
(3)は、卵黄内の「レシチン」という成分が、乳化剤の役目をするため混ざり合うのだそうです。(だからマヨネーズは分離せず美味しく頂けます)。
(4)は大変きれいに混ざり合っています。そのため乳化剤は ドレッシングを始め、色々な物に多く使われています。よく混ざり合っているドレッシングを見たら、ぜひ裏の成分表示を見てみて下さい。
他にも、肉の色を鮮やかにする発色剤を使った実験などもしました。普段なかなかできない実験、参加された保護者の方々は結果に驚きつつも、楽しみながら取り組まれていました。準備してくださった講師の先生方、どうもありがとうございました。
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